日本でも徐々にキャッシュレス化が進んでいる中、ついにプラスチックのカードでサービスを提供してきたクレジットカード会社がカードレス化に動くようですね。
どうやらクレジットカード会社であるクレディセゾンが今秋にも、原則としてカードを発行せずスマートフォンで決済できるサービスを始めるのだそうですよ。
いまや現金を使わないキャッシュレス決済に慣れた若年層の取り込みを狙うようですが、これが実現すればさらに決済手段のスマホ移行が進んでいきそうですね。
新たに始めるられるのはクレジットカードのサービスではあるのですが、プラスチック製のカードは希望者にしか発行しないのだそうで、原則として、アプリを入れたスマホで決済することになるようで、全国に計約200万台あるJCBの「クイックペイ」とNTTドコモの「iD」の端末で利用できるのだとか。
まず、カードをなくす目的の一つが、安全面への配慮なのだそうで、カードの表面にある会員番号や有効期限などは簡単にのぞき見されますし、これまでも不正に使われるリスクが指摘されていました。
しかし、スマホアプリであれば決済時には番号などの表示はありませんし、カードの郵送などが必要ないので、申し込みから最短5分で利用できるようになるのだそうです。
いまや若い世代の人たちではスマホによるキャッシュレス決済が当然になってきていますし、そもそも財布からカードを取り出す手間を嫌ったり、小銭をジャラジャラ持ち歩くのも嫌がる人も増えてきています。
また、1枚あたり1000円程度かかってしまうカード発行の費用を抑えることもできますし、経済的にも多くの無駄をそぎ落とし、シンプルな社会を構築できるようになりそうですから、ぜひともこのような試みが広がっていってくれるといいのですけどね。